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ペン製剤投与方法

ペン製剤紹介・投与方法動画(概要)

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ペン製剤紹介・投与方法動画(詳細)

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ゾレアの投与部位

注射する部位は次の3つです。

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注意
  • 皮下脂肪が少ない方(小児の方など)は、ペンによる筋肉内投与の懸念があるため、医師判断のもと慎重に投与を検討してください。
  • 2本以上注射する場合は、3cm以上離れた部位に注射してください。
  • 皮膚が敏感な部位、皮膚に痛み、傷、赤み、かさつき、傷跡がある部位、硬くなっている部位には注射しないでください。
  • 「自己注射管理手帳」に注射日と注射した部位を必ず記録してください。

ゾレア皮下注75mg/150mg/300mgペンの構造および名称

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注意
  • 本剤は遮光が必要なため、外箱に入れたまま冷蔵庫(2~8℃)で保管し、凍らせないようにしてください。
  • 投与する30分前に、ペンを冷蔵庫から出し、外箱に入れたまま室温に戻してください。
  • 投与直前に開封し、ペンに異常がない(薬液が無色~微褐黄色で澄明かつ目にみえる異物がない、ペンが壊れていない)ことをご確認ください。薬液中に気泡が見える場合がありますが、問題ありません。
  • 小児の手が届かないところに保管してください。
  • 外箱に表示されている使用期限を過ぎている場合は、使用しないでください。

 

ペンを冷蔵庫から出した後は、次の点にご注意ください。
  • 電子レンジで温めたり、湯せんにかけたりしないでください。 
  • 振らないでください。
  • 長時間放置しないでください。 
  • 直射日光の当たる場所に放置しないでください。

ゾレア皮下注75mg/150mg/300mgペンの投与方法

  • ゾレアを適正にご使用いただくために、以下に記載された事項をお守りください。
  • ゾレアの承認された投与経路は皮下のみです。

① 注射の準備が整ってからキャップを取り外してください。キャップは図の矢印の方向にまっすぐ引き抜いてください。

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注意
  • 皮下脂肪が少ない方(小児の方など)は、ペンによる筋肉内投与のリスクがあるため、医師判断のもと慎重に投与を検討してください。
  • 消毒した部位は注射するまで手を触れないようにしてください。
  • 外したキャップはすぐに廃棄し、再度ペンにはめないでください。
  • 針が内部に入っているため、キャップを外したら、針ガードには触れずにすぐに注射してください。

② ペンを握り、消毒した部位に対してペンを直角に当ててください。へその周り5cmは避けてください。

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注意
  • 同一箇所へくりかえし注射しないでください。
  • 皮膚が敏感な部位、皮膚に痛み、傷、赤身、かさつき、傷跡がある部位、硬くなっている部位には注射しないでください。

③ ペンをしっかりと注射部位に押し付けてください。
針ガードを最後まできっちり押し込まないと、ペンが正常に作動しません。
押し付けると、カチッという音がして、薬液の注入が開始されます。ペンは針ガードを
しっかり押しつけ、そのまま動かさないでください。

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④ 薬液確認窓から見える緑色のインディケーターの動きが薬液の注入状況を示しています。
薬液の注入がほぼ完了すると、もう一度カチッという音がします。
緑色のインディケーターの動きが止まるまでペンを注射部位から離さないでください。

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⑤ 緑色のインディケーターの動きが止まったら、ペンを注射部位から離してください。
緑色のインディケーターが薬液確認窓いっぱいに出ていることを確認してください。
注射した部位に少量の出血がみられる場合、新しいアルコール消毒綿で注射部位を揉まずにおさえます。必要に応じて、絆創膏をご使用ください。

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⑥ 使用済みのペンは危険のないように廃棄してください。ペンは再使用しないでください。

投与液量

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【用法及び用量】


6. 用法及び用量(抜粋)
〈特発性の慢性蕁麻疹〉

通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間毎に皮下に注射する。

ゾレア電子添文 2025年1月改訂(第6版)

ゾレアの薬剤費

※薬価は2025年4月現在のものです。

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1)健康保険の場合は標準報酬月額が28万円以上の方、国民健康保険および後期高齢者医療制度の場合は課税所得が145万円以上の方(ただし申請により、年収ベースで二人世帯の場合は520万円未満、単身者世帯の場合は383万円未満であれば1割負担となる)

2)旧被扶養者(以前は被扶養者だったが、現在は後期高齢者医療制度被保険者となった者)がおり、旧被扶養者との合計年収が520万円未満の場合は、申請によって1割負担となります。

3)65~74歳で一定の障害の状態にあると後期高齢者医療広域連合から認定を受けた方を含みます。

4)課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が単身世帯の場合200万円以上、複数世帯の場合合計320万円以上の方

5)2022年10月から2025年9月末までの間は、2割負担となる方について1ヵ月の外来医療の窓口負担割合の引き上げに伴う負担増加額が3,000円までに抑えられます。

 

※75歳以上の方は後期高齢者医療制度への加入となります。詳しくはかかりつけの医療機関のソーシャルワーカー、都道府県の後期高齢者医療広域連合にお尋ねください。

投与期間について

  • 用法及び用量どおり、12週間使用しても効果が認められない場合には、漫然と投与を続けないよう注意すること。

日本人を対象とした臨床試験において、本剤の12週以降の使用経験は無いため、12週以降も継続して投与する場合は、患者の状態を考慮し、その必要性を慎重に判断してください。

ゾレア電子添文 2025年1月改訂(第6版)