ベオビュ 増殖糖尿病網膜症(PDR)

日本人を含む国際共同第Ⅲ相試験(CONDOR:D2301試験)23、24)

23)社内資料:国際共同第Ⅲ相試験(D2301試験)[20250006] 承認時評価資料
24)社内資料:国際共同第Ⅲ相試験(D2301試験)[20250145] 承認時評価資料

安全性

治験薬の曝露状況

54週までのベオビュの投与状況及びPRPの実施状況は以下のとおりです。

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60~96週までのベオビュの投与状況は以下のとおりです。

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副作用[54週]

治療対象眼

54週までの治療対象眼における「治験治療との関連あり」とされた副作用の発現率は、ベオビュ6mg群7.2%(25/347例)、PRP群8.8%(30/342例)で、主な副作用は硝子体出血〔ベオビュ6mg群2.0%(7/347例)、PRP群2.0%(7/342例)、以下同順〕、黄斑浮腫〔0.3%(1/347例)、3.2%(11/342例)〕、ぶどう膜炎〔1.4%(5/347例)、0〕、眼痛〔0、1.5%(5/342例)〕、虹彩毛様体炎〔1.2%(4/347例)、0〕、糖尿病性網膜浮腫〔0、1.2%(4/342例)〕でした。
また、ベオビュ6mg群で「治験薬投与手技との関連あり」とされた副作用の発現率は、4.3%(15/347例)で、主な副作用は結膜出血〔1.4%(5/347例)〕でした。
重篤な副作用は、「治験治療との関連あり」として閉塞性網膜血管炎、ぶどう膜炎、硝子体出血(ベオビュ6mg群各2例)、眼内炎(ベオビュ6mg群1例)、黄斑浮腫(PRP群1例)が、「治験薬投与手技との関連あり」として眼内炎(ベオビュ6mg群1例)が認められました。
治験治療中止に至った副作用は、「治験治療との関連あり」として、ベオビュ6mg群7例(ぶどう膜炎4例、閉塞性網膜血管炎2例、硝子体炎1例)、PRP群3例(黄斑浮腫3例)に、「治験治療及び治験薬投与手技との関連あり」としてベオビュ6mg群4例(虹彩毛様体炎、眼内炎、硝子体出血、網膜血管炎各1例)に認められました。

眼以外

54週までの眼以外の副作用(治験治療との関連あり)の発現率は、ベオビュ6mg群0.3%(1/347例)、PRP群0.6%(2/342例)で、脳梗塞〔ベオビュ6mg群0.3%(1/347例)〕、嘔吐、処置による頭痛〔PRP群各0.3%(1/342例)〕でした。
重篤な副作用(治験治療との関連あり)は、脳梗塞(ベオビュ6mg群1例)が認められました。
治験治療中止に至った副作用(治験治療との関連あり)は、認められませんでした。
死亡は9例(ベオビュ6mg群6例、PRP群3例)で、いずれも治験治療との関連なしと判断されました。

副作用[96週]

治療対象眼

96週までの治療対象眼における「治験治療との関連あり」とされた副作用の発現率は、ベオビュ6mg群8.1%(28/347例)、PRP群9.6%(33/342例)で、主な副作用は硝子体出血〔ベオビュ6mg群2.0%(7/347例)、PRP群2.3%(8/342例)、以下同順〕、黄斑浮腫〔0.3%(1/347例)、3.2%(11/342例)〕、ぶどう膜炎〔1.7%(6/347例)、0〕、眼痛〔0、1.8%(6/342例)〕、虹彩毛様体炎〔1.2%(4/347例)、0〕、糖尿病性網膜浮腫〔0、1.2%(4/342例)〕でした。また、ベオビュ6mg群で「治験薬投与手技との関連あり」とされた副作用の発現率は、5.8%(20/347例)で、主な副作用は結膜出血〔1.7%(6/347例)〕、眼圧上昇〔1.4%(5/347例)〕でした。
重篤な副作用は、「治験治療との関連あり」としてぶどう膜炎(ベオビュ6mg群3例)、閉塞性網膜血管炎、硝子体出血(ベオビュ6mg群各2例)、網膜血管炎、眼内炎(ベオビュ6mg群各1例)、黄斑浮腫、牽引性網膜剥離(PRP群各1例)が、「治験薬投与手技との関連あり」として網膜血管炎及びぶどう膜炎、眼内炎(ベオビュ6mg群各1例)が認められました。
治験治療中止に至った副作用は、「治験治療との関連あり」として、ベオビュ6mg群7例(ぶどう膜炎4例、閉塞性網膜血管炎2例、硝子体炎1例)、PRP群3例(黄斑浮腫3例)に、「治験治療及び治験薬投与手技との関連あり」としてベオビュ6mg群5例(網膜血管炎2例、虹彩毛様体炎、眼内炎、硝子体出血各1例)に認められました。

眼以外

96週までの眼以外の副作用(治験治療との関連あり)の発現率は、ベオビュ6mg群0.9%(3/347例)、PRP群0.6%(2/342例)で、脳梗塞〔ベオビュ6mg群0.9%(3/347例)〕、嘔吐、処置による頭痛〔PRP群各0.3%(1/342例)でした。
重篤な副作用(治験治療との関連あり)は、脳梗塞(ベオビュ6mg群3例)が認められました。
治験治療中止に至った副作用(治験治療との関連あり)は、認められませんでした。
死亡は17例(ベオビュ6mg群8例、PRP群9例)で、いずれも治験治療または治験薬投与手技との関連なしと判断されました。

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※治験治療との関連はなしと判断された

日本において承認されたベオビュの用法及び用量(抜粋)
〈増殖糖尿病網膜症〉
ブロルシズマブ(遺伝子組換え)として6mg(0.05mL)を6週ごとに1回、通常、連続3回(導入期)硝子体内投与するが、症状により投与回数を適宜増減する。その後の維持期においては、通常、12週ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、8週以上あけること。

日本において承認されたベオビュの用法及び用量に関連する注意(抜粋)
〈効能共通〉
7.1 臨床試験においては、両眼治療は行われていない。両眼に治療対象となる病変がある場合は、両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で本剤を投与すること。なお、初回治療における両眼同日投与は避け、片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行うこと。

〈増殖糖尿病網膜症〉
7.4 導入期における投与回数については、疾患活動性の評価に基づいて3回未満とすることや、追加投与も考慮すること。また、維持期においては、定期的に疾患活動性を評価し、疾患活動性を示唆する所見が認められた場合は、投与間隔を8週とすること等を考慮すること。[電子添文17.1.5参照]
7.5 本剤投与後は定期的に眼底検査等を行い、硝子体出血、牽引性網膜剥離、増殖膜等の増殖糖尿病網膜症の病態悪化の徴候が認められた場合には、本剤投与継続の可否を検討するとともに、汎網膜光凝固、硝子体手術等の代替治療の実施を考慮すること。

※投与群を因子、対応する評価項目のベースライン値を共変量とした

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