CSUの影響

監修:広島大学大学院 医系科学研究科 皮膚科学 教授 診療科長 田中 暁生 先生

Image
CSUの影響
Image
CSUの影響
Image
CSU患者さんのうち、既存治療で症状が残っている方はどのくらいいらっしゃいますか?
Image
CSU患者さんのうち、既存治療で症状が残っている方はどのくらいいらっしゃいますか?
Image
 標準用量の抗ヒスタミン薬を服用しても、CSU患者さんの半数以上に症状が残ると報告されています

 

 

標準用量の抗ヒスタミン薬を服用しても、CSU患者さんの半数以上に症状が残ると報告されています1

 

 

Image
Remi DSE Icons-04

CSU治療を調査した15の研究のメタ分析では、CSU患者さんの半数以上(61.4%)は、抗ヒスタミン薬の標準用量を服用しても症状が残ることが報告されています(海外データ)1

Image
Remi DSE Icons-14

標準用量から増量した場合(最大4倍まで)、45~55%で症状が改善します
しかし、それ以外の患者さんでは症状が残り、他の治療を必要とすることが報告されています(海外データ)1,2

1
対象・方法:抗ヒスタミン薬の増量に関する臨床的エビデンスを評価するためにシステマティックレビューを行った。「慢性、蕁麻疹、抗ヒスタミン薬」というキーワードで、Medline、Scopus、Google Scholar、Embase、Web of Science、Cochraneのデータベースを用い、1990年1月~2014年11月までに発表された1,042件の文献が検索され、そのうち重複、欠損データ、他の種類の蕁麻疹の解析などを含んだ文献を除外し、最終的に15件の文献を評価した(患者数合計2,212例)。
研究の限界:解析に用いた研究の質がJadadスコアによって低いと評価されていることがあげられる。
*: 本邦承認外の内容が含まれる(本邦における抗ヒスタミン薬の適応は2倍量まで)

参考文献:1. Guillén-Aguinaga S, et al. Br J Dermatol 2016;175(6):1153-1165. 著者にアドバイザーを務めた者、ノバルティスより講演料、コンサルタント料、研究助成金、謝礼などを受領している者が含まれます。2. Kaplan A, et al. Allergy 2023;78(2):389-401. 本研究にノバルティスは資金提供を行いました。著者にアドバイザーを務めた者、ノバルティスより講演料、コンサルタント料、研究助成金、謝礼などを受領している者が含まれます。

かゆみは睡眠と日常生活に大きな影響を及ぼすことが示されています(海外データ)3–8

 

標準用量の抗ヒスタミン薬を服用していても、CSU患者さんの半数以上は依然として症状があり1,2、その影響を医師に十分に伝えきれていない可能性があります5,9

CSUによるかゆみのコントロールができない場合、生活の質に大きな影響を与えると報告されています4,5

Image
Remi DSE Icons-05

 

かゆみは睡眠を妨げることが
報告されています3–7

 

  • 睡眠は生活の質に最も影響を与える要因の一つである3,4
  • かゆみがあると患者さんは寝つくまでに時間がかかり、睡眠時間が短くなる6,7
  • 睡眠障害は、日中の活動に支障をきたす要因になる7

と各調査・研究で報告されています

Image
Remi DSE Icons-06

 

かゆみは日常生活に影響を
及ぼすことが報告されています5,7,8

 

  • CSUの症状は、運動、家事、学習、育児といった日常生活の活動を低下させる(平均障害度33.1% ± 30.3、n=79)(海外データ)8
  • CSU患者さんの半数以上に仕事に大きな影響(VAS>5)がある(n=88)(海外データ)8
  • 労働生産性の低下は最大約40%にも及び、働き続けることに支障を感じている患者さんがいる​(n=604)(海外データ)5,8

と各調査・研究で報告されています

5
対象・方法:2013年10月~2015年5月にカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、および英国において、CSUの人的、社会的、経済的負担を特定するために、治療にもかかわらず症状が12ヵ月以上持続したCSUの成人患者673例を対象に、アンケート調査と症状日誌によって評価した。評価項目として、疾患活動性(UAS7)、健康関連QOL(HRQoL)、かゆみ、膨疹、日常生活・睡眠への影響、労働生産性(WPAI-SHP)、経済的負担などが含まれた。
研究の限界:医師や施設の系統的な選択が行えず、限られた専門施設に依存していたこと、症状が持続し、専門的な治療を受けていた患者を対象としたため、一般的なCSU患者を代表していないこと、症状・QOL・経済的負担について患者が思い出して回答している情報を含んでいること、患者の大半は白人女性であり、一般化が制限されることなどがあげられる。

8
対象・方法:2021年7月~2022年7月にフランスのモンペリエ大学病院皮膚アレルギー科において慢性蕁麻疹とその治療が仕事に影響を与えるかを評価するため、慢性蕁麻疹の診断を受けた成人患者88例を対象にアンケート調査を実施した。アンケートの評価項目として、14項目のVAS、就労状況、蕁麻疹コントロールテスト(UCT)、慢性蕁麻疹QOL(CU-Q2oL)、慢性蕁麻疹における労働生産性(WPAI-CU)などが含まれた。
研究の限界:横断的研究であることから、治療の最適化がQOLや労働生産性に与える効果を評価できないこと、失業率の高さや退職者の多さといった特定の経済的特徴をもつ地域での単施設研究であるため、一般化が制限されることなどがあげられる。

参考文献:3. Gonçalo M, et al. Br J Dermatol 2021;184(2):226-236. 著者にアドバイザーを務めた者、ノバルティスよりアドバイザー料、講演料、コンサルタント料、研究助成金などを受領している者が含まれます。4. Balp MM, et al. Patient 2015;8(6):551-558. 本研究にノバルティスは資金提供を行いました。著者にノバルティスの社員が含まれます。5. Maurer M, et al. Allergy 2017;72(12):2005-2016. 本研究にノバルティスは資金提供を行いました。著者にノバルティスの社員が含まれます。6. Sánchez-Díaz M, et al. Int J Environ Res Public Health 2023;20(4):3508. COI記載なし。 7. Abdel-Meguid AM, et al. J Public Health Res 2024;13(2):22799036241243268. COI記載なし。 8. Baudy A, et al. Acta Derm Venereol 2024;104:adv36122. 著者にノバルティスより講演料、研究助成金などを受領している者が含まれます。 9. Mosnaim G, et al. Ann Allergy Asthma Immunol 2025;134(3):315-323.e3. 本研究にノバルティスは資金提供を行いました。著者にノバルティスの社員、アドバイザリーボードを務めた者、ノバルティスより講演料、コンサルタント料、研究助成金、謝礼などを受領している者が含まれます。

さらにくわしく

Image
症状の評価

症状の評価

CSU症状を正確に把握し、治療強化が必要な患者さんを特定しましょう

Image
資料

資料

CSUについてさらに知りたい方は、こちらをご覧ください

略語一覧:CSU:慢性特発性蕁麻疹、VAS:視覚的アナログスケール、UAS7:7日間の蕁麻疹活動スコア

Image
その薬、効いていますか?
Image
その薬、効いていますか?