トラバタンズ FAQ

以下は、Web掲載FAQ共通の記載内容です。ページの冒頭に記載します。
製品FAQは医療に従事する先生方からよくご質問いただく内容をまとめたものです。記載している情報はあくまで参考情報としてお取り扱いいただき、医療上のご判断は医療従事者の裁量と責任のもとに行っていただきますようお願い致します。
製品のご使用にあたっては、最新の電子化された添付文書(電子添文)をご確認ください。製品に関してご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせ窓口にお問い合わせください。

弊社製品の使用期限は専用ページでお調べいただけます。
薬価基準および各種コードはこちらをご確認ください。

1.安全性

トラバタンズによる副作用である眼瞼溝深化(上眼瞼がくぼむ、二重瞼になる等)の発現機序を教えてください。

眼瞼溝深化の発現機序は明らかではないですが、脂肪生成阻害との関連を示唆する報告があります1)

 

(参考)

1)  Taketani Y, Yamagishi R,et al.; Invest Ophthalmol Vis Sci. 2014 Mar 4;55(3):1269-76.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24508785/

2.製剤

トラバタンズの保存温度について教えてください。

トラバタンズの貯法は、1-25℃です。
未開封のトラバタンズは、使用期限までの品質を維持するために貯法に従い1‐25℃で保存する必要がありますが、開封後は室温での保存が可能ですが、4週間以内を目安にご使用ください。1)

未開封の貯法
トラバタンズの安定性試験の結果、長期に及ぶ高温下において保存条件によっては極微量の微粒子が認められる可能性があり2)、トラバタンズの有効期間まで安定性を担保するためにも、開封前の保存温度を1-25℃に設定しました。
【トラバタンズの長期的な安定性試験の概要】
・4℃の長期保存試験:4℃/35%湿度/遮光にて、アルミ袋ありで156週まで、アルミ袋なしで87週まですべての規格に適合した。
・25℃の長期保存試験:25℃/40%湿度/遮光にて、アルミ袋ありで156週まで、アルミ袋なしで104週まですべての規格に適合した。一部のロットで78週後に極微量の微粒子を認めた。
・30℃の中間的試験:30℃/65%湿度/遮光にて、アルミ袋ありなしいずれも104週まですべての規格に適合した。一部のロットで78週後に極微量の微粒子を認めた。

開封後の保存
トラバタンズの安定性-加速試験の結果2)では、40℃/遮光/アルミ袋なしの条件で6カ月間(26週)、すべての規格に適合していることを踏まえ、開封後は短期間での使用であれば、室温で保存可能であることご案内しております。
 

 

(参考)

1)  トラバタンズくすりのしおり
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=43571
2)  トラバタンズインタビューフォーム Ⅳ-6

トラバタンズの開封後の使用期限はどれくらいですか?

トラバタンズを開封した後は4週間を目安に使用してください。
既定の菌種を強制的に薬液に混合し、28日後の保存効力を評価する保存効力試験法の基準に適合しております1)。開封後4週間経過した場合の安全性について検討されていないため、開封後4週間経過した場合は残液を使用せず、廃棄して頂くようお願いしております2)
 

 

(参考)

1)  トラバタンズインタビューフォーム Ⅳ-12
2)  点眼剤の適正使用ハンドブック|一般社団法人 日本眼科用剤協会
 https://gankayozai.jp/medical/tenganzai_handbook.html

トラバタンズは防腐剤にベンザルコニウム塩化物を使用していますか?

トラバタンズは、ベンザルコニウム塩化物(BAC)を含有していません。防腐剤として、ホウ酸/ソルビトール(緩衝剤)存在下で塩化亜鉛が保存効果を示すイオン緩衝系保存システム「ソフジア®」を採用しています1)

 

 

(参考)

1)  トラバタンズインタビューフォーム Ⅰ-3

弊社製品についてのお問い合わせ

Web面談予約

デジタルコミュニケーターとのWeb面談予約は24時間お申し込みが可能